観光列車に思う

2017年2月13日

増える観光列車

最近、観光列車が登場するたびに

ニュースでも取り上げられるようになりました。

 

道の駅のように、ほぼ各県で運行されているのではないでしょうか?

クルーズトレインのように、非常に高価な料金の列車から、

比較的、安価に乗れる列車まで色々です。

また、運行区間も北海道から九州まで、ほぼ全国で運行しています。

JR各社が運行している列車も、私鉄及び第三セクターが運行している列車もあります。

 

その車両も、まちまちです。

JRから引き継いだ車両を運用している会社もあれば、

新製車両を運用している会社もあります。

クルーズトレインを観光列車に含めると、

これらは、非常に高価な車両ですね。

 

コンセプトは良いけれど

しかし、ニュースで新しい観光列車の報道を見るたびにガッカリしてしまいます。

何がガッカリするかって、あのデザインです。

もっとシックであっさりしたデザインにできないものでしょうか?

ラッピング車両も最近増えていますが、

大半が、汚いなぁと思うデザインばかり。

技術の進歩で、コストが下がったとは言え、

魅力を感じないんですよね。

 

たとえば、鉄道ファンの動向を見れば良くわかります。

マスコミとお金持ちには人気の

JR九州の「ななつ星」。

古くからある鉄道雑誌には、あまり登場しないんですね。

JR西日本が満を持して展開する、「トワイライト瑞風」も

鉄道ファンにしてみれば、別に今撮らなくてもいい…と言われる始末。

 

では、鉄道ファンが消えつつある車両ばかり追っているかというと、

そうでは無かったんです。

ブルートレインと呼ばれた寝台特急は、

現役時代から繰り返し鉄道雑誌に取り上げられていましたし、

走行区間のどこかに、数人は鉄道ファンがいました。

いわゆる撮り鉄と言われる方々は、外観に興味があるわけですから、

ひとえにデザインに興味が持てない車両が増えたという事でしょう。

 

鉄道ファンは、放っておいても、

車両の事を「宣伝」してくれるわけですから、

集客の上では、大事なんじゃないかと思います。

 

また、人気を博した車両のデザインを

なぜ踏襲しないのかと、不思議でなりません。

 

おもてなし?

すべての観光列車に共通するわけではありませんが、

車内イベントが行われますよね?

あれは、必須なんでしょうか?

 

私は、静かに乗れる環境を作ってくれた方が良いと思います。

完全な個室とは言いませんが、

子供が騒ぎにくくするとかですね。
(どうせ子供は、すぐ飽きてしまいます)

風景と、走行音を楽しみたいなぁとつくづく思います。

おもてなしが、過剰サービスになってしまってないでしょうか?

 

イベントは、駅でやるからこそ、

地域との連携が生まれるんだと思います。

ただ、行って帰ってだけでは盛り上がりませんよね。

 

運用に?

JR西日本の「みすゞ潮彩号」というのがありまして、

一度、乗車したことがあります。

この列車、下関から仙崎まで運行されているのですが、

仙崎の停車時間が、12分しかありません。

仙崎漁港が、眼と鼻の先にあるのに、何もできません。

どうしてそんなに慌てて折り返す必要があるのか不思議です。

 

JR九州の「指宿のたまて箱号」も同じです。
(意味のわからない名称ですね)

指宿枕崎線は、枕崎が終点でJRグループ日本最南端の駅です。

しかし、この「指宿のたまて箱号」は指宿折り返しです。

なぜJRグループ日本最南端の駅をアピールしないのでしょうか?

もったいないの一語に尽きます。

第三セクターのように知恵を絞って欲しいものですね。

 

以前、山口線の豪雨災害でSL山口号が運転できなかった時、

とりあえず、ディーゼル機関車牽引の列車が走ったので、

「これは!」と思い乗車しましたが、

折り返しの地福駅では、駅前で歓迎のイベントや

臨時の飲食店が出たりして、なかなか楽しかったですよ。

 

こういう、地元タイアップがあってこその観光列車だと思います。

 

道の駅…

道の駅、どんどん増えてますね。

ローカルエリアでも道の駅は、どこもそこそこの客入りですが、

一方の「駅」は、一日の乗降客がせいぜい二桁ですね。

 

有る程度の規模のある駅、

たとえば、駐車スペースがあるような駅を

週末だけでも、道の駅のような展開をしたらどうだろうと思うんですよね。

地方の道の駅って、車じゃないと行けないところにばかりありますから、

駅そのもので展開すれば、集客に繋がると思いませんか?

もっとも、バイパスや幹線道路からは離れている場合が多いですが。

 

観光列車も良いけれど…

列車そのものの魅力は大事ですが、

路線に魅力がないと、一元さんに終わってしまう可能性大です。

観光地や温泉が無くても、知恵で集客に繋げる事は可能です。

如何に利用者側の発想に立てるかが大事なのではないでしょうか?

 

新幹線は、ビジネスの延長線上にある気がして、

旅行というイメージと違います。

かといって、寝台列車は軒並み廃止になってしまったので、

ローカル路線に目が向きます。

 

赤字路線、廃止どころか観光路線としてアピールできるはずなんだけどなぁと

つくづく思うのですが、如何なもんでしょう…